学生の皆さんへ  

火山活動研究分野では,主として地球物理学的な手法による火山の研究を行っています.北海道は我が国でもとくに火山の多い地域です.自分のセンスでフィールド観測をやってみたい人,流体力学や弾性論,電磁気学を実際のフィールドに応用してみたい人,生きた火山を研究してみませんか.
地震火山センターでは,大学院生だけでなく,学部4年生段階での研究室分属も可能です.学部4年生では必修科目「論文輪講」によって,英語の論文を読みこなす力を養うとともに,プレゼンの技術を学ぶことが重要です.このため,センターで毎週開催している論文紹介セミナー(雑誌会)に参加します(前期後期それぞれ1回).これに関連し,地球惑星科学科全体で行われる,年に1回の論文紹介ポスター発表(9月)をこなしていただきます.「卒業研究」では,いわゆるオリジナルの卒論研究にとりくむ形式と,ある研究領域について過去に行われた他者の研究をくわしくレビューする形式があります.卒業研究は1年をかけて継続的に行うものですが,単位認定のための地球惑星科学科の公式行事として,2月にポスター発表会が行われます.

このほか,学生および教員の研究発表の場として年4回のセンター談話会を行っています.

地震火山センターは,理学院自然史科学専攻の地震学火山学講座を担当しています.平成18年度からは,大学院の講義として次の3つを開講しています.

  • 地震火山計測法(村上,橋本,高橋)
  • 地震・火山噴火予知特論(谷岡,大島)
  • 構造探査学特論(茂木,村井)

    これ以外に,修士課程(MC)・博士課程(DC)では
  • 自然史科学特別研究1(MC通年)
  • 自然史科学論文講読1(MC通年)
  • 自然史科学特別研究2(DC通年)
  • 自然史科学論文講読2(DC通年)
    をはじめとして,所定の単位数を取得する必要があります.

学部に関しては,センター教員の担当している科目には次のようなものがあります.

理学部開講科目では,
  • データ解析学(勝俣)
  • 地球惑星科学のための電磁気学(橋本・佐藤)
  • 地球惑星電磁気学(茂木・渡部)
  • 地球計測・情報実習(知北・大島・高橋
  • 変動する大地(勝俣(分担))
  • 論文輪講
  • 卒業研究

全学教育では,
  • 一般教育演習(谷岡)
  • 地球惑星科学1(村井・森/茂木・村上)
などです.