地震火山研究観測センター

火山活動研究分野の概要

当センターの火山活動研究分野は,1977年に設立された有珠火山観測所がその前身となっています.1998年4月に,有珠観測所と,海底地震観測施設,地震予知観測地域センターが統合され,地震火山研究観測センターとなりました.火山活動研究分野では,国の事業である火山噴火予知計画を推進するほか,理学部および理学研究院における教育にも関わっています.平成18年度からは,大学院組織の改変にともない,理学研究院自然史科学専攻の地震学火山学講座を担当することになりました.



   年  月
観測所(研究分野)の歩み
火山噴火・主な火山異常現象
1977  4
   8
有珠火山観測所設立
 
 
有珠山:大噴火
1978
   7
  10
計算機によるデータ収録システム稼働開始
  
庁舎落成
樽前山:小規模噴火(A火口)
有珠山:銀沼火口活動開始
有珠山:豪雨による土石流発生(死者3名)
1979   2−3
 
樽前山:小規模噴火(A火口)
1980  1
樽前山の常時観測開始(テレメーターシステム)
 
1981  2
  
樽前山:小規模噴火(A火口)
1982  2
   3
    
駒ヶ岳の常時観測開始(テレメーターシステム)
  
  
  
有珠山:活動終息
雌阿寒岳:火山性地震群発
1983  6
  10
  
  
駒ヶ岳:火山性地震群発
三宅島大噴火
1985  6
  12
  
十勝岳の常時観測開始(テレメーターシステム)
十勝岳:62−2火口小規模噴火
  

 

1986 11
  
伊豆大島大噴火

 

1987 12
  
雌阿寒岳:火山性地震群発

 

1988  1
   3
  12
  
データ収録・解析システム稼働開始
  
雌阿寒岳:小規模噴火
  
十勝岳:噴火活動 (〜1989.3)

 

1990 11
   
雲仙岳噴火活動開始

 

1992  2
雌阿寒岳の常時観測開始(テレメーターシステム)
 
1994 10
駒ヶ岳総合観測井(500m)
連続データ収録システム(WINシステム)稼働開始
  
1996  1
   3
    6
   9
  11
樽前山6合目観測井(100m)
 
樽前山沼尻観測井(150m)
樽前山総合観測坑道完成
 
 
駒ヶ岳:小規模噴火(新亀裂形成)
  
 
 
雌阿寒岳:小規模噴火(96−1,2,3火口形成)
1997  3
有珠山火山観測網の整備・強化
 
1998  4
   
   
   5
  10
  11
有珠火山観測所,海底地震観測施設,地震予知地域観測センターほか3観測所の統合.地震火山観測研究センター火山活動研究分野の新設
   
  
  
駒ヶ岳:小噴火
駒ヶ岳:小噴火
雌阿寒岳:小噴火
 
以下の項目は編集中です    
2000  3
   5
   9−11
 
有珠山:西山西麓域で噴火
三宅島:噴火
駒ヶ岳:小噴火
2003 10
 
樽前山:高感度カメラで噴気孔が夜間明るく見える現象
2005 11
 
樽前山:火山性地震群発
2006  2
   3
 
雌阿寒岳:火山性地震群発
雌阿寒岳:火山性地震群発・3/21小規模噴火
2008  9
   11
 
雌阿寒岳:火山性地震群発
雌阿寒岳:火山性地震群発・11/18,28小規模噴火
2013  6
 7ー
 
樽前山:膨張性地殻変動
樽前山:山体北西部で大規模な群発地震


歴代所長・分野教授

有珠火山観測所長   :横山 泉(1977年4月〜1985年3月)

           :岡田 弘(1985年4月〜1998年3月)

火山活動研究分野教授 :岡田 弘(1998年8月〜2007年3月)

           :村上 亮(2007年4月〜)



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