2007年3月11日(日曜日)

センター恒例の一般向けシンポジウムが北海道大学学術交流会館で開かれました.第7回目となる今回のシンポジウムでは,「火山防災を考える」と題して,これまで各地で行われてきた火山防災の取り組みを,ハード面,ソフト面,そして法律的な枠組みから概観するとともに,現状の問題点および近未来の火山防災の姿について議論しました.シンポジウムには,道内外より約120名の方にお越しいただきました.講師の方々,パネラーの皆様,ご来場下さいました皆様に心より感謝申し上げます.


また,今年度は併設展示として火山噴火を想定したハザードマップの紹介をする場を企画しました.火山噴火を想定したハザードマップが北海道の自治体で初めて作られてから23年が経過し,住民の皆さんの防災に対する意識の向上と歩調を合わせてハザードマップも進化を遂げてきたことがおわかりいただけたのではないかと思います.アトサヌプリ,雌阿寒岳,十勝岳,樽前山,有珠山,北海道駒ヶ岳,恵山周辺の各自治体や防災協議会の皆様には貴重な資料のご提供を頂きました.この場をもちまして改めてお礼申し上げます.