第100回火山噴火予知連絡会資料

− 2005年2月23日−


 

火山活動評価
 ・火山活動および個別評価とも前期(2004年6月〜10月)に対する今期(2004年10月〜2005年2月)の相対評価である
 ・火山活動評価は個別評価に重みをつけた評価ではない.
火山活動評価  項目別評価
有珠山 地震活動 地震活動に大きな変化はない.地震は火口原内の深さ1km付近で散発的に発生している.
孔内水位
噴火活動前の状態へ向かう緩やかな水位変動が続いている.
地殻変動 2000年新山では引き続き緩やかな沈降が続いている.沈降速度は徐々に低下している.
火口原の
地熱活動
火口原では1990年に比較して噴気地面積が拡大したものの噴気自体は弱まっている.火口原直下にあると想定される熱源への新たな熱の供給はなかったと推定される.

火山活動評価  項目別評価
駒ヶ岳 地震活動 山頂直下の地震発生回数には大きな変化はない.横津岳方面を震源とする地震活動は昨年10月を最後に確認されていない.

火山活動評価  項目別評価
樽前山 地震活動
昨年1月頃には十勝沖地震以前の活動状態に戻ったが,その後も比較的静穏な状態が続いているようである.

内  容

2000年噴火前(1993年)における国道230号線沿い水準点の路線距離と標高,および2000年噴火終息後の2000年11月における同水準路線の標高
2000年噴火前後(1993年11月〜2000年11月)での同水準路線の比高変化と,2000年噴火終息後の比高変化(2000年11月〜2003年11月,2003年11月〜2004年10月).4年間で70cm程度の沈降が見られる.
・・・表紙

有珠山

2000年新山の上下変動
・・・1

山頂火口源の熱活動 ・・・P2

火山性地震の時空間分布,水位変化 ・・・P3

駒ケ岳


北海道駒ケ岳周辺の広域地殻変動 ・・・P4

火山性地震の時空間分布 ・・・P5

樽前山

火山性地震の時空間分布 ・・・P6

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