第108回火山噴火予知連絡会資料 −　2007年10月16日−

火山活動評価
　・火山活動および個別評価とも前期（2007年2月〜6月）に対する今期（2007年6月〜10月）の相対評価である
　・火山活動評価は個別評価に重みをつけた評価ではない．

火山活動評価			項目別評価
	有珠山		地震活動		山頂火口原では引き続き微小地震活動が認められる．この期間中の最大地震は，6月17日午後に発生したものでM1.9と推定された．
			井戸水位変化		昭和新山周辺の井戸では，２０００年噴火以前の水位レベルへ向かう傾向が続いている．
			地磁気変化		西山火口域では，これまでと同様に地下浅部の冷却を示す傾向が続いている．

火山活動評価			項目別評価
	駒ヶ岳		地震活動		山頂近傍での地震活動は非常に静穏で，震源位置を推定できる規模の地震は希である．

火山活動評価			項目別評価
	樽前山		地震活動		山頂近傍の地震活動度は低い状態が続いている．樽前山の南西側を中心とした領域での火山構造性地震にも特段の変化は見られない．

内　　容

	有珠山
	- 火山性地震の時空間分布，井戸水位変化	・・・P1
	- 西山火口域の地磁気変化	・・・P2
	駒ケ岳
	- 火山性地震の時空間分布	・・・P3
	樽前山
	- 火山性地震の時空間分布	・・・P4
	十勝岳
	- 大正火口壁の表面温度分布及びSO2放出量	・・・P5
	- 噴火活動に先行する異常現象の時系列	・・・P6
	倶多楽火山
	登別大正地獄で10月11日-12日に起こった熱泥水噴騰	・・・P7
	登別温泉の主な地熱異常現象及びその他の観測	・・・P8

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